2010年 JOCA海外研修

July 29 - August 10, 2010                前のページに戻る

 

訪問国:インドネシア、シンガポール

(参加者レポートより抜粋)

 

日本とインドネシアの違いについて

日本は単一民族で、インドネシアは他民族で構成された国。人口は約2.28億。約490の民族が多様な民族文化を形成している。約583の言語が話されており、英語を初めとして数カ国語を話せる人も多い。 

インドネシアの国家のスローガンは、「多様性の中の統一」である。

インドネシアでは、約90%がイスラム教を信仰している。信者は1日5回聖地メッカの方向に向かって礼拝を行う。(1回5分程度)

インドネシアの1ヶ月の最低賃金は1,500,000ルピア(日本円15,000円)で、貧富の差が激しい。高層ビルなどがある一方で、バラックの建物が並ぶ戦後のような光景には衝撃を受けた。

環境問題には関心が低く、下水処理についても設備が遅れている。道端・公園・川・海辺、至る所にゴミが大量にあった光景が印象に残った。

 

JOCAの活動について

JOCAは、Japan Overseas Cooperative Association(社団法人 青年海外協力協会)の略称で、開発途上国の人材育成、国際協力支援、開発途上国へのスタディツアー、環境保全活動を行っている。

青年海外協力隊(JICA)のOB/OGを中心に組織され、海外青年協力隊で培った精神と経験を活用して、国際社会において建設的な役割を果たす有益な協力活動の展開を目的としている。

現地での活動として、マングローブ植林作業、現地大学生との交流会、ホームステイ、JICAジャカルタ表敬訪問、青年海外協力隊員との交流会、現地学校見学などを行った。

マングローブ植林作業では、地球温暖化の防止と植林地周辺の村々の水産業の向上を目的として、オオバヒルギの植林を行った。地面は珊瑚の死骸などで意外に固く、想像以上の重労働だった。

ホームステイでは、インドネシアで一番の橋を案内されたり、食事に連れて行ってもらったりなど、インドネシア人の親切さを感じた。

現地大学生との交流会で「右手を使って食べる」こと(イスラム教徒の慣習)に挑戦した。

 

現地で英語を活用した際の体験

インドネシアについてすぐは、とにかく耳がなれるまで苦労した。まず、英語を話しているのか、インドネシア語を話しているのかを判断するのが大変だった。少し耳が慣れてくると理解は出来たが、なかなか英語で何と応えればいいのか出てこない事が多かった。しかし、あまり難しく考えすぎず、単語だけでも何とか通じるものだと感じた。

単語だけ覚えておけば、こちらから言うことは、ジェスチャーや紙を使って大方理解されたと思う。しかし、ジャカルタ空港で入国カードの書き直しを指摘された時やホテルで一方的に話された時には、相手の言葉が分からずに苦労した。聞き取りは英語に触れる機会がないと厳しいものだと実感した。

相手の目を見て、ゆっくり、はっきり、ジェスチャーも交えて発音すると、相手も理解しようと聞いてくれて、コミュニケーションはできた。もっと話したい、もっと伝えたいことがうまく表現できず、ボキャブラリーの不足を痛感した。話す口調が速いと(相手は普通の会話のスピードなのだろうが)なかなか聞き取りにくかった。

サンダルを買う際に、サイズが合わず、大きなサイズを持って来てもらい、購入しようとレジに行き、支払いをしようとすると、小さいサイズにつけられいた値段は69,000ルピアであったにも関わらず、店員は79,000ルピアと言って来た。もし、何も言い返せなければ、余分に支払い、店員のポケットに入っていたと思う。買い物をする際は、注意が必要だと強く思った。